Dockerのインストール
本ドキュメントでは多くの場面でDockerを使った処理を多く行います。 そのため、事前にDocker及び Docker Compose V2 を入れておく必要があります。
Ubuntu or Debian
aptコマンドでdockerをインストールし、サービスを起動します。
sudo apt install docker.io
sudo systemctl start docker
次にdocker自体が動作するかを確認します。
sudo docker run hello-world
次に一般ユーザで作業をするためにdockerグループにユーザを追加します。
sudo usermod -aG docker $USER
これで一旦リブートをして再度ログインして、一般ユーザで動作するかを確認します。
docker run hello-world
最後に Docker Compose V2 をインストールします。
sudo apt install curl
DOCKER_CONFIG=${DOCKER_CONFIG:-$HOME/.docker}
mkdir -p $DOCKER_CONFIG/cli-plugins
curl -SL https://github.com/docker/compose/releases/download/v2.32.0/docker-compose-linux-x86_64 -o $DOCKER_CONFIG/cli-plugins/docker-compose
chmod +x $DOCKER_CONFIG/cli-plugins/docker-compose
Mac
Docker desktop for Mac をインストールします。
インストール後にターミナルでdockerが動くのを確認します。
docker run hello-world
Docker Compose V2 プラグインはDocker Desktopに含まれます。
Raspberry Pi (Raspberry Pi OS)
aptコマンドでdockerをインストールし、サービスを起動します。
sudo apt install docker.io
sudo service docker start
次にdocker自体が動作するかを確認します。
sudo docker run hello-world
ディスクサイズ対策
クラウドなどの構成でrootデバイスに対して空き容量が足りない場合は、Dockerイメージを保存する場所を変更する必要があります。
まずはDockerを停止します。
sudo systemctl stop docker
今回は例として /mnt
上にDockerのスペースとなるディレクトリを作成します。
sudo mkdir /mnt/docker
次に、/mnt/docker
にディスクをマウントしてフォーマットなどをします。
次に /etc/docker/daemon.json
を作成します。
このファイルは基本となる設定から追加となる設定のみを記述します。
今回は data-root
という値を作成します。
sudo vim /etc/docker/daemon.json
cat /etc/docker/daemon.json
{
"data-root": "/mnt/docker"
}
最後にDockerを再起動します。
sudo systemctl start docker